2017年12月19日火曜日
飛躍の年、下降の年。捨てたものが多いほうがいい?
「もう今年も終わりですねぇ。」
「ほんとですね。あっという間の一年でしたね。」
「年末は旅行にでも行かれるの?」
「いえいえ、今年は実家でゆっくりしますわ。」
そんな会話が、街にあふれてきている。
もう30回以上この時期を過ごしている。
それでも、この年の瀬に近づいて、街がそわそわしだす感じが好きである。
なんとなく新年を迎えるにあたって、街の人が希望や活気に満ちてるようにみえる。
■「今年はどんな年だった?」
そんな質問をこの時期になるとされることが多い。
正直、この手の質問が苦手である。
一年というスパンは、短いようで長く、単純のようで複雑で、
それをシンプルに伝えるのは、僕にとっては難しい。
かといって、詳細を伝えようと長めの返答に切り替えてみたこともあるが、
ただただ普通の人の普通の一年を時系列に話すだけで、おもしろいわけでもない。
聞き手も退屈してるんだろうなと、思いながら話すので、どんどん気まずくなってしまう。
いっそ『今年の漢字』のように、この時期になったら国民ひとりひとりが洋服にでも
自分なりの今年の漢字を貼付けておけばいいのにと思う。
そうすれば、なんとなく伝わるだろうし、
ましてや『無』などと貼っておけば、だれもそれ以上聞こうともしないだろう。
■それでも、いちおう。
そうはいっても、やはり一年。
今年のことを簡単に振り返り。
大きい出来事は2つ。
①企業勤めを辞め、自分で仕事をすることに決めた。
まだまだ、駆け出し半歩目くらいだが、なんとかやっている。
②結婚。
そんな状況のなかで、ただただ一緒になってくれた方への感謝しかない。
■捨てたものが多いほうがいい?
『新しいことを始めるには、今もっているものを捨てない(やめない)といけない。』
というような文言をよく聞く。
振り返ると、たしかに今年は捨てたものも多いかもしれない。
企業勤めもその一つだが、
捨てるときに不安はあったが、なんとかなっている。
さて、来年はどうなることやら。
捨てただけで終わってしまわないように。
来年のこの時期には、胸に『拾』の文字を貼付けて、街を闊歩していたいものである。