デンマークで生活していて、あらためて気が付いたことがある。
"日本のスーパーマーケットにならんでいる品数ってすごい。"と。
とくに、加工品。
ドレッシング、カップ麺、豆腐、クッキーなどいろいろなものが、すごいバリエーションで展開されている。
こんなにひとつのカテゴリーで様々な味や種類が市場に出回っている国はめずらしいのではないかと思う。
そういう恩恵もあり、僕らは毎日の食卓を豊かなものにできている。
ただ、その反面、買えばいろいろなものが手に入るので、自分たちで作ろうとしなくなっている。
ドレッシングやジャムなんかも、意外と作ってみると簡単だったりする。
とくに、自分たちだけで消費する場合は多少の失敗も問題ないので気軽に作れる。
そしてなにより、楽しい。
モノがあふれすぎているから、お金を出せばほとんどのものは買える。
でも、それだとなんか寂しい。
大人になってから、「自分で何かを作る」ことをあまりしなくなっていた自分に気付く。
家まで自分たちで作ってしまうというデンマーク人。
ちょっとこの機会に、そういう生活力みたいなものを学びたい。
そういう面では、食べ物を生み出している農家さんの存在がやはり最近気になる。