2017年5月9日火曜日

岡本よりたか著、"無肥料栽培を実現する本"。

以前読んだ、"野菜は小さい 方を選びなさい"という本。
(こちらの記事)
その著者の新刊が発売されたので、読んでみた。

タイトルは、"無肥料栽培を実現する本"。
今回は、無肥料栽培の具体的な手法が多く書かれている。
そのため、実際に自分で家庭菜園などを始める人におすすめな本である。


ちなみに無肥料栽培とは、畑を自然の山などに近い状態にして、微生物などの力によって野菜を育てることらしい。
そのため、定期的に落ち葉などの有機物を畑に入れて微生物がそこに居続けられるような環境を作り続けてあげるそうで、
その流れがうまくいくと、即効性を求める肥料を施さなくても元気な野菜ができる。
それが、無肥料ということにつながるらしい。

個人的には、「第2章 畑設計・畝作り 編」がとてもおもしろかった。

実際に、ドライブなどをしていると綺麗に整えられた畑の風景に出会うことがある。
でも、そういう畑はそこの農家さんの努力によって成り立っている。

では、実際にもし自分が畑をゼロからやったら・・・
いきなり野菜が植えられるわけではなく。

余分な雑草などは取り除かないといけないし、
そこから畝をどんな方向でどんな高さで立てて、
など、種まきや苗を植え付ける前にやらないといけないことがたくさんある。

いわゆる、野菜を育てる前の"土台作り"。
そんなことが、とても分かりやすく論理的に書かれている。

自然とうまく付き合うことが大事な農業は、大変そうだが、
なかなかクリエイティブでおもしろそうでもある。

とりあえず、庭先にバジルとルッコラを植えてみた。