2017年7月18日火曜日

愚痴を言う人、言わない人。


世間には、「愚痴を言う人」と「言わない人」がいる。

もちろんその人の人生の中で、一度も愚痴を言ったことがない人というのは、そうそういないだろう。
だから、厳密には「愚痴をよく言う人」と「あまり言わない人」がいることになる。

そうならば、僕は後者の生き方を目指したいと思う。
そのほうが、人生がもっと良く、楽しい方向に向かうと思うから。



愚痴を言うデメリットとしては、以下の3つが挙げられる。

①解決策が生まれず、成長しない
基本的に、愚痴は「過去を振り返り、どうにもならないことを嘆く」という行為である。
ということは、愚痴を言っている間の思考は過去に向かっていて、先(未来)に向かっていない。
過去の出来事について、ただただ嘆いていても、結局は同じ場所をぐるぐる廻っているだけである。
その思考から解決策は生まれないだろう。

②楽な方向に流される
愚痴を言うと、一時的に不満を吐き出せるので、気分的には楽になる。
ただ、①でも書いたようにその愚痴からは新しい解決策は生まれない。
本来、新しい解決策や打開策を考えるのは疲れるものだ。
愚痴を言うことだけで満足するようになると、新しい解決策などは考えずに言ってお終い、という楽な方向に流されてしまう。


③ネガティブな会話が多くなる
愚痴好きは愚痴好きを呼ぶ。
愚痴が始まるとそれを聞きたがる人、さらに愚痴を加えていく人などさまざまな愚痴好きが集まってくる。
そこから生まれてくる会話はネガティブなものが多く、気付くと人の陰口や悪口になっている。
そういう僕も、かつて仕事でストレスがたまった時は、同期のメンバーなどと飲みながらどうにもならない事に対して愚痴を言っていた事がある。

こんな理由で、僕はなるべく「愚痴を言わない人」になっていきたい。
「愚痴」は、渦のようなものだ。
気付くとその渦の流れに飲み込まれ、ゆっくりだが海の底のゴミ溜まりのような汚い場所に引きずり込まれてしまう。


最後に、なるべくそうならないように意識している事を。

①不満などがあればとりあえず解決策まで考えてみる。
愚痴はただただ嘆く事。
何か不満が生まれれば、解決策まで考えるようにする。
小さなことでもいいので、アイディアを出していい方向に進むようにする。

②人の悪口などの愚痴は加担しない。
仕事のやり方などの愚痴から、誰かの悪口に発展しまうケースもある。
そういう場合はそれ以上、個の悪口にならないように加担しない。
または、その悪口を言われている人のいいところなどを伝える。
仕事のやり方での愚痴ならば、①のように解決できるように考える。

そんな感じで今日も、愚痴を言わない生活を。