平積みされたこの本の装幀に目が止まった。
何とも言えないイラスト、どこか懐かしさも感じる。
わずかに凹凸がある紙の質感も気に入って購入した。
「頭がよくなる思考術」というタイトルの通り、
本書はどうしたらちゃんと「考える」ことが出来るのかについて著者の教えなどが書かれた内容になっている。
各項目が2,3ページの内容でまとめられているので、読み進めやすいのもいい。
購入して一読したあとも、ときどき気になる項目を読み返している。
個人的にこの本が読みたくなるのは以下のような時である。
①"考える"ことがたくさんあるのだけども、気付いたら何について考えてるのかも分からなくなっているとき。
いろいろな問題などが重なり、頭がパンクしそうになることがある。
そういうときはだいたい頭がパニック状態になっていて、冷静さを失っていることが多い。
一度この本を手に取って、固定概念や自分の頭の中の縛りを解き放つようにしている。
②壁にぶつかって、次の一歩が踏み出しづらくなってしまったとき。
新しい事を始めようとしたり環境を変えようとすると、どうしても壁にぶつかることがある。
そんなときに、本書のポジティブな視点での教えや、また広い視野で物事をみることの大切さなどのアドバイスがとても助けになる。
客観的に見れば壁も意外と壁ではないということに気付くかもしれない。
この本の最後の項目の締めくくりにはこんな言葉が書かれている。
『その反対にいちばんカッコ悪いのは、わからなくていろいろ失敗することではなく、わからないことから目をそむけて逃げることなのだ。』
いつもこの最後の言葉を読むと、ドキッとする。
わからないことから逃げるのもしかり、自分のやりたいことや、大切にしたいことなどから、今の自分は逃げてないだろうか?
そんなことを考えさせられる。
一日一日を、しっかり「考え」ながら生活していきたい。