海外でも、カナダの酷暑や、アメリカの山火事、インドネシアの大地震。
大きな自然災害があるたびに、もう地球やばいんじゃないか、と感じてしまう。
日々、利益のために大量にモノを作り出す現在の社会。
自然を破壊しながらも、お金を必要とするこの現代においては自然を守ること以上に何か新しいものを生産することが優先される。
地球環境が崩壊したら、人間はもう住めないのにも関わらず、どこかで「なんとかなるんじゃないの。自分が生きている間は大丈夫でしょ。」と思いながら、ごまかしながら僕らは生きている。
もっと賢い人たちは、ほかの星への移住計画なども考えているようだが‥
このままでは、次の星でも同じような歴史を繰り返してしまうだろう。
そうは分かっていても、この便利な世の中で毎日何かしらのゴミを出し、エネルギーを消費して僕は生きている。
いきなり家を投げ出し、自然の中で虫や獣にハラハラしながら、身体を洗うのも石鹸などを使わずに川でなどという生活は正直、怖い。
もちろん人間以外の生き物にとって、人間は邪魔者でしかないだろう。
幼い頃に何かの番組でこんな話が紹介されていた。
ある夜、空に神が現れ、皆に話しかけた。
「ひとつだけ願いを叶えてあげるから、その願いを決めよ」と。それを聞いた人間たちは、各国の首脳陣が集まったりして議論を交わした。
「戦争を失くす」「全てに国を裕福にしてほしい」などなどいろいろな案が出された。
そして数日後、願いを聞きに再び神が夜空に現れた。
人間たちは皆で決めた願いを神に伝えた。
神は「その願いを受け入れた。」と言い、姿を消した。
次の瞬間、
世界中の人類たちは次々と姿を消しはじめた。
そう、神は人間以外の生き物からも願いを聞いていたのだ。
そして、彼ら人間以外の願いは「人間がいなくなってほしい。」ということだったのだ。
幼いながらに、僕はこの話をテレビで観た時には衝撃を受けた。
それ故、今でもこの話は心に残っている。
自然なものを壊し、そこに僕らが都合のいいようにさまざまなモノを作り出している現在。
自然界の循環サイクルのスピードを無視した開発、消費がこのような地球環境の悪化に繋がっている。
作り出すことがビジネスから、何かを減らすことがビジネスになるような、そんな考え方も必要ではないか。
自然サイクルのスピードにそろそろ人間側が足並みを少し揃える時代なのかもしれない。
自然サイクルのスピードにそろそろ人間側が足並みを少し揃える時代なのかもしれない。