2016年9月27日火曜日

田臥勇太選手のインタビューからみる、仕事の仕方。

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先日、テレビでプロバスケットボール選手である田臥勇太のインタビューを観た。
BS朝日の"ザ・インタビュー -トップランナーの肖像-"という番組。

僕も小さい頃にバスケットボールが好きだったので、高校生だった田臥選手の試合を録画して観ていたことが懐かしい。
そういうこともあり、のめり込んで観ていた。
その中で、海外でのプレーも経験している田臥選手が言っていたことがおもしろかった。

彼曰く、"日本人プレーヤーはあまりコーチ陣とコミュニケーションをとらない。"とのこと。
一例で言っていたのが、長いシーズンをどう過ごすかということ。
もちろんシーズン通して全力でやっていたら体がもたない。
こんな時、海外の選手だとコーチに「疲労もたまってるし、このままやると怪我をしそうだ。次の試合は休ませてほしい。そのかわり、その後の大切な試合には最高のパフォーマンスをするよ。」と言ったりするらしい。
いわゆる"抜く"部分を自分で決めて判断していく。
反対に日本人選手はなかなかそうは言えない。とくに若手選手となると言いづらい雰囲気がやはりあるらしい。

そんな話を聞いていて、仕事の仕方においてもこれって重要だと思った。

日本の企業だと、一般的に上司が"絶対"みたいな感じになりやすい。
そのため部下は与えられた仕事をこなしていくが、キャパシティを越え残業が増えてきてもそれを問題として声に出しづらい。
さらにその状態が悪化すると、自分の体に無理がかかってきてもさらに我慢して頑張ってしまう。
そして、最終的には・・・
アスリートだと選手生命に関わるようなものだ。

ここで言う"コーチ陣(上司)とコミュニケーションをとる。"という表現は、言い換えると"もっと対等に接する。"ということではないか。

仕事量が多すぎれば、それを相談するし、
友達と会う約束があるんだったら、その日は定時で遠慮せず上がるし、
などなど。
そういうことは、当たり前にもっと対等な立場で話されていくものだと思う。

海外で暮らしてみて思ったが、日本人はもう少し自分に正直に、わがままくらいがちょうどいいかもしれない。