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僕が大学生の時に浅野忠信に憧れて、彼の映画をよく観ていたことが懐かしい。
そんなこともあり、この作品を観たことがなかったので観てみた。
結論から言うと、かなりおもしろかった。
無線マニア、一般的に言うとオタクというジャンルに属する青年を演じる浅野忠信の演技力がすばらしい。
他人とのコミュニケーションが苦手そうな話し方、ふとしたタイミングで熱が入り声が大きくなるなど、本物以上に本物らしいオタクを演じていた。
ストーリーも後半から一気に加速していく感じが観ていて飽きない。
ちょっとした過ちが積み重なり、それらがとてつもなく大きな姿に変えて現れ、その時にはもう後戻りなんか出来ない。
ひさしぶりに浅野忠信の世界観に浸れることができた。
以下、Amazonよりあらすじ。
TVカメラ、盗聴器、拳銃……。真実の捏造現場に迫る超リアル・サスペンス!盗聴マニアの内気な青年、金村。無線機が唯一のコミュニケーション手段である彼は、まさに現代を代表する若者の1人。そんな金村がTV局の取材を受けることに。クルーはディレクターの岩井、カメラマンの佐野、そしてADの中山容子の3人。岩井は視聴者受けする番組を捏造するため、金村を変質者に仕立て上げようとする。取材中、金村の携帯電話が拳銃密売の会話を受信。その拳銃を岩井たちが手に入れたことから、事態は急変。2度と後戻りできない暴走が始まった…。(C) 1996西友/エース・ピクチャーズ