2018年7月7日土曜日

"すべての教育は「洗脳」である ~21世紀の脱・学校論~ (堀江貴文著)"を読んでみた。

"すべての教育は「洗脳」である ~21世紀の脱・学校論~ (堀江貴文著)"を読んでみた。

なんとなく閉鎖感、窮屈感を感じる今日この頃。

いつからか知人などと話していても、仕事での大変さが話題の主役を握ることが多くなった。

そこに違和感も覚えながらも、自分もモヤモヤしていた。

果たして、僕らはなんのために生きているのか?

しあわせに暮らしたい、出来れば遊んで暮らしたい、好きなことだけして生計を立てたい、
そんなことばかり考えている僕は、そういう今の現状にちょっとばかり不快感を覚えている。




果たして僕らは何の為に生きているのだろうか?

労働という概念に囚われすぎて、我慢してお金を得るのが基本であるという考え方。
そんな考え方はもう時代遅れではないのだろうか?

せっかくならもっと自分らしく、やりたいことをやって生きるのはどうだろうか?
子供っぽいが、一日の大半を嫌な仕事に費やすのはまっぴらだと思ったこともある。


少し話が逸れたが、この本はそんな自分のモヤモヤした心に、ストレートに響いた本である。

本書は、日本の教育システムの問題を挙げ、そこから生まれる弊害を指摘している。

この本に限らず堀江氏の本は、このバシッと指摘する文体が好みが別れるところではあるが、僕にとっては伝わりやすいので好きである。


「今すぐやればいいじゃん」
と、冒頭で筆者は言っている。

やりたいことは、みんなある。
でも、なかなかそれが始められない人が多い。
将来への不安、お金、周りの評価、そんなものが邪魔している。

そういう不安を植え付ける原因なども「教育(洗脳)」のせいだと解いている。

この「教育(洗脳)」の問題点を指摘し、最終的にそこから脱却するための筆者の考え方がまとめられた本である。

後先考えずに、とりあえずやってみよう。
子供のころのように、時間を忘れて没頭する感じを大切に。

ありきたりな表現だが、
「今すぐ、飛び出そう」的な思考になる。

なんとなく現状に閉鎖感を感じている方にはお勧めの本である。

会社員を辞めた自分には、とても勇気づけられた本であった。

もちろん様々な不安はある。

やはり教育の呪縛は簡単には解けないのかもしれない。

それでも一歩ずつ、自分を信じてやっていこうと思う。