2018年7月6日金曜日

美化をしすぎたイメージ。


絶賛、連載中のポートランド情報。

今回は実際に訪れて感じたポートランドの現実的な面をお伝えしたい。

ポートランドのイメージ。
僕の頭の中では、
ローカルファースト、環境にやさしい、コーヒー、クラフトビール、自転車、ACE HOTEL、オーガニック、アウトドア、NIKE…

そんな健康的なタグで埋め尽くされ、イメージが出来上がっていたポートランド。

そして、実際に訪れてみたことによって見えた現実もある。

それは、ホームレスの人たちの多さ。




エリアによって差はあるものの、その数は結構にのぼるだろう。

都市の人口がそれほど多くなく、ダウンタウンも人でそんなにごった返してないので、より視覚的に目立つのかもしれない。

何かの本で、ポートランドには大きな企業があまりないので雇用が生まれにくい、と読んだ記憶がある。
また、ヒッピー的な文化がベースにあるのでそんな影響も少しあるのだろうか。

もちろんそれは、次に訪れたシアトルでも問題になっているそうだが、個人的な感覚ではシアトルよりもその存在が目立つ。
シアトルの街の規模はポートランドより大きいので、その存在が少し見えにくくなっているだけかもしれないが。

とは、言っても滞在中はとくに危険な場面に遭遇することはなかった。

あくまでも約一週間の滞在で感じたことだが、
ホームレスの方に対して、街の市民がそんなに差別してない感じがした。
受け入れているというか、そこに存在していることが当たり前のように。

言葉では言いづらいが、なんとなく日本だと「煙たいものには・・・。」的な感じがするが、そういう雰囲気がなかった。

バスなどに乗ってきても、運転手がタダで乗せてあげたり、
電車で子供をあやすホームレスの方を、子供の親も一緒に交じって普通に会話していたりと。

もちろん現実はどうかは、今回の滞在では分からない。

あくまでもそういう一面もあるということだ。

そんな話をアメリカ在住の知人にしたところ、

彼がぽつりと言った、「格差社会」という言葉が今も心に残っている。